本田技研工業は10月30日、太陽電池の製造・販売などを行う子会社、ホンダソルテック(熊本県菊池郡)の事業を来春で終了すると発表した。原材料のシリコン価格の下落で、シリコン系太陽電池パネルの値下げを強いられるなど、市場環境が悪化。並行して競合も激化するなどで当初の事業計画達成が困難と判断し、同事業からの撤退を決めた。
太陽電池の受注は平成26年2月中旬で終了。ホンダソルテックは解散する。これまで販売してきた太陽電池システムのアフターケアはホンダ開発が引き継ぐ。ただし、発電・売電分野の研究やホームエネルギーマネジメントシステムを活かしたスマートホームシステムの開発などは今後も続行する。