2013/10/30 ニュース
日立造船など、京都市でごみ焼却発電設備建て替え工事を受注
 日立造船、鹿島建設、要建設、公成建設、増田組の5社による共同企業体は、京都市より京都市南部クリーンセンター第二工場(仮称・京都市伏見区)の建て替え工事一式を236億円(税抜き)で受注した。工期は平成31年3月末まで。
 
 同工事は、老朽化した既存施設の解体とごみ焼却発電設備の建て替え、環境学習施設の設計施工などを行うもの。処理能力500t/日(250t/日×2炉)のストーカ炉に更新し、その他180t/6時間の選別資源化施設、60t/日(30t/日×2炉)のバイオガス化施設を新設する。このバイオガス化施設では、生ごみから発電燃料のバイオガスを抽出してガスエンジンで発電。従来型のごみ焼却発電設備よりも高効率の廃棄物発電を目指す。建て替え後はごみ焼却発電設備の発電出力が1万4000kW、バイオガス化施設が1000kWと出力が向上する。また、パイオガス化施設のメタン発酵槽で焼却炉の排熱を再利用するなどで、現状よりもCO2排出量の削減も見込まれている。