住友林業(東京都千代田区)と住友共同電力(愛媛県新居浜市)は10月22日、未利用の林地残材や間伐材などを利用するバイオマス発電事業会社、「紋別バイオマス発電」(北海道紋別市)、発電所に供給する燃料チップの製造会社「オホーツクバイオエナジー」(同)を合弁で設立したと発表した。
紋別バイオマス発電の資本金は4億9000万円で、出資比率は住友林業51%、住友共電49%。未利用材、ヤシガラを燃料に使用する発電規模50MWのバイオマス発電プラントを運営する。発電プラントは、紋別市の所有する紋別港埠頭内の工業用地に建設される。オホーツクバイオエナジーの資本金は1億円で出資比率は紋別バイオマス発電と同じ。発電燃料は、オホーツクバイオエナジーが供給するもののほか、他社チップ工場から購入する木質チップ、補助燃料として石炭を一部利用する。発電プラントは平成26年9月に着工し、平成28年8月以降に試運転を実施。同年12月に商業運転を開始する見通し。