平成24年3月に経済産業省から受託した「浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業」を実施している福島洋上風力コンソーシアムは10月11日、建設中の洋上風力発電設備が11月にも運転を開始する見通しであると発表した。第1期実証研究事業で、研究実施海域での特別高圧ライザーケーブル敷設は完了しており、今後はサブステーション沈下作業などに入る。
第1期工事では、ダウンウィンド型の浮体式洋上風力発電設備(出力2MW)、浮体式洋上サブステーション(66kV)、海底ケーブルを設置。現在は 風力発電設備とサブステーションの調整を行っている。また陸上部とサブステーション間、サブステーションと風力発電設備間の特別高圧ライザーケーブルの敷設・埋設を完了し、10月中旬からサブステーション沈下、試験を実施。10月下旬からはサブステーションと洋上風力発電設備の陸上からの受電を実施する。福島洋上風力コンソーシアムの構成企業・参加団体は以下の通り。
▽丸紅、▽東京大学、▽三菱商事、▽三菱重工業、▽ジャパン マリンユナイテッド、▽三井造船、▽新日鐵住金、▽日立製作所、▽古河電気工業、▽清水建設、▽みずほ情報総研