九州経済産業局は10月11日、今年6月末時点での九州地域の再生可能エネルギー(RE)発電設備の運転開始、認定状況を取りまとめ発表した。それによると、出力規模1000kW以上の大規模太陽光発電設備は321万kWと、九州地域のREの62%を占め、全国トップ(全国比24%)となった。
九州地域で新規に運転を開始したRE発電設備は設備容量で78万kWと、FIT制度導入前(302万kW)と比較して26%増となった。太陽光発電設備は78万kWと九州のREの99%を占め、制度開始前の水準と比べ95%増と大幅増を記録したほか、6月末時点でのRE発電設備の運転開始割合(運転開始出力/認定出力)は15%と前月比で4ポイント増加。中でも太陽光発電の運転開始出力は前月比22万kW増となっている。
REの種別運転開始状況では、風力が約2万kW(前年比5%増)で累積導入量は約43万kW。中小水力は500kW(増減なし)で累積導入量は約105万kW、バイオマスは3000kW(1%増)で約52万kW、地熱は100kW(増減なし)で約22万kWだった。県別のメガソーラー認定件数・運転開始状況では福岡県が152件(認定出力40万3895kW、運転開始割合20%)、佐賀県が31件(6万7390kW、34.8%)、長崎県が45件(57万9412kW、4.1%)、熊本県が131件(42万9250kW、5.3%)、大分県が94件(64万287kW、4.4%)、宮崎県が80件(31万447kW、5.9%)、鹿児島県が162件(78万2329kW、2.9%)となっている。