2013/10/22 ニュース
電源開発など、京都府で下水汚泥固形燃料化事業に着手
 電源開発、月島機械、日本メンテナスエンジニヤリング、バイオコールプラントサービスの4社からなる共同企業体はこのほど、京都府が実施する「桂川右岸流域下水道洛西浄化センター下水汚泥固形燃料化事業」の事業契約を京都府と締結した。
 
 同事業は、下水汚泥の低温炭化燃料製造プラント(処理能力50t-wet/日)を用いて、高位発熱量17.6~19.3MJ/kgの下水汚泥燃料を製造し、発電燃料に供するもの。4社は施設の設計施工、維持管理・運営、燃料化物販売、電源開発の石炭火力発電設備での混焼利用までを一貫して実施する。これにより、年間約5000t-CO2/年のCO2排出量が削減できる見通しとなっている。なお、同事業は、全工程と運営をを一括して民間事業者に委託するDBO(Design Build Operate)方式で行われ、プラントは平成29年3月までに完成。運営は平成29年4月~平成49年3月の期間で行われる。4社は9月4日、総合評価一般競争入札方式で同事業を落札。京都府と9月11日に仮契約を締結し、10月3日に京都府議会から議会承認を得た。