2013/10/04 ニュース
兼松、フィリピン向け風力発電設備工事を一括受注
 兼松は、フィリピンの独立発電事業者トランス アジア リニューアブル エナジー コーポレーション(Tarec)から、総出力54MWのサンロレンソ風力発電所建設工事をフルターンキー(一括請負)で受注した。また、同発電所で発電した電力を送電する海底電力ケーブルの敷設・埋設工事も含む納入契約も受注した。受注総額は約100億円で工期は16ヶ月。プロジェクトは平成26年末に完工する予定。プロジェクト資金はフィリピン開発銀行と市中銀行による協調融資を活用する。
 
 この案件で使用される風力発電機はスペインのGamesa Eolica,S.L.Unipersonalが製造から据え付けまでを担当。設計、土木工事、電気設備の納入と据え付けは地元の建設会社Sta.Clara International Corporationなどで構成されるコンソーシアムが担当する。海底電力ケーブルは、日本のJ-パワーシステムズ製の138kVのものを2.985km分、ギマラス島~パナイ島の間の海底に敷設する。