太陽光発電事業全般を手掛けるLooop(東京都文京区)と宮崎大学農学部は10月1日、農地に支柱を立てて上部空間に太陽光発電設備など発電設備を設置し、農業と発電事業を同時に行うソーラーシェアリング実施時の経済性に関する研究を共同で開始した。
今回の共同研究は、太陽光発電設備の陰になった作物が受ける影響や売電収入試算などの検討を行うもの。第1期は平成26年3月末日まで行われる予定で、霧村雅昭・宮崎大学農学部の助教を中心に、ソーラーシェアリングに適した作物や品種の選定、栽培方法に関する研究を行う。同社の研究チームは、農地での太陽光発電システムの最適なシステム運用方法などを研究し、研究成果をシステム改善やソーラーシェアリングを希望する顧客への提案に役立てていく。また、共同研究には11月発売予定の同社製発電所キット「ソラシェア」を用いる。