2013/09/30 ニュース
三井不動産、柏市の複合街区でグリーン電力を充実化
 三井不動産は、柏の葉スマートシティ(千葉県柏市、面積約272.9ha)の中核エリアとして錢高組と複合開発を進めている148駅前街区の名称を「ゲートスクエア(GATE SQUARE)」に決め、平成26年4月から各施設が順次オープンすると発表した。
 
 ゲートスクエアはショップ&オフィス棟、ホテル&レジデンス棟などで構成される。これらは4月、7月に順次オープンし、1月にはこれらに先駆け教育研究拠点「東京大学柏の葉駅前総合研究棟(仮称)」が開設される予定。ゲートスクエアを含む柏の葉キャンパス駅周辺一帯(約12.7ha)の各施設や電源設備は「エリアエネルギー管理システム」で管理され、管理拠点として「柏の葉スマートセンター」を設置。街区を越えて電力を融通しあうスマートグリッドを運用する。また、太陽光発電設備(出力約220kW)、大規模リチウム蓄電池(容量約3800kWh、出力約500kW)、非常用ガス発電機(約2000kW)などを導入。エネルギー供給網を複線化し、停電時もゲートスクエア全体で平時ピーク使用量の約6割の電力を供給できるようにした。柏の葉スマートセンターでは災害情報を集約し、非常時はライフラインに電力を優先供給するという。