2013/09/30 ニュース
重工、ヴェスタスと洋上風力発電で合弁設立
 三菱重工業は9月27日に開催した取締役会で、デンマークの風力発電設備大手ヴェスタス ウィンド システムズA/Sと洋上風力発電設備事業で合弁会社を設立すると決めた。新会社はデンマーク・オーフス市に置き、社名、資本金などは現状では未定。CEOにはイェンス・トムラップ氏が就任する。
 
 新会社は両社の折半出資で平成26年4月に設立される予定。設立時に三菱重工が1億ユーロを出資し、設立後は事業実績を勘案したうえで2億ユーロを追加出資する予定。また設立後2年を経過した時点でコールオプションを実施し、三菱重工の出資比率は51%となる。事業内容は洋上風力発電設備の開発・設計・製造とそれに伴う各種サービス。三菱重工は、ヴェスタスが洋上風力で欧州などに多数の実績を持つことなどから合弁相手に選んだと見られ、新会社はヴェスタスの3000kW機や開発中のギヤ式8000kW機「V164」も販売する。また、同社のデジタル制御油圧ドライブトレイン技術をV164にも応用し、早期の市場投入を図る。ヴェスタスは米ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンスの2012年度導入容量ランキングで、米ゼネラル・エレクトリックと同率の市場シェア11.8%を確保している。同社は今回の合弁設立を「自社の総合的に技術力、重電プラントで培った信用力とヴェスタスの豊富な経験・技術を兼ね備えることで、世界の洋上風力発電市場でトッププレイヤーを目指すことが可能となる」と評価している。