東芝は9月24日、九州などで風力発電事業を行っているジャネックスから会社分割を受け、子会社「シグマパワージャネックス」(福岡市中央区)を設立。風力発電事業に参入すると発表した。シグマパワージャネックスは11月に同社が買収を完了する予定で、その後完全子会社とする予定。資本金(予定)は4億9000万円で、代表に市は石井八弥・同社電力システム社火力・水力事業部事業部長附が就任する予定。
新会社は、ジャネックスの長島黒ノ瀬戸風力発電所(鹿児島県)、新上五島ホエールズウィンドシステム(長崎県)の発電所運営を継承する形で風力発電事業に参入する。また新長島(鹿児島県)に風力発電所を来年度の運転開始予定で建設し、将来的には東北・中国・四国地区など4か所の風力発電所を新設する。同社は今まで設備のサプライヤーに徹してきたが、今回の事業参入で得られた知見を新機種の開発にも生かしていくとしている。