2013/09/17 ニュース
大和ハウス、奈良県内に約2MWのメガソーラーを建設
 大和ハウス工業(大阪市)と大和エネルギー(同)は9月17日、奈良県五條市の社有地(面積3万6320㎡)に出力1.98MWの大規模太陽光発電設備を着工する。平成26年3月に完成・稼働開始とする予定で、発電する電力は全量を関西電力に売電する。年間発電量は約197万kWhと約416世帯分の年間消費量に匹敵する見通し。新設備にはシャープ製の多結晶モジュールと東芝三菱電機産業システム製のパワーコンディショナーを設置する。設計・施工と運営は大和エネルギーが担当し、今回のプロジェクトの総投資額は約6億円となっている。
 
 また、プラント建設などのクリハラント(大阪市)がメガソーラーの展開を加速させている。千葉県富津市に出力3.98MWの「千葉富津第一・第二発電所」(千葉県富津市・君津市、完成予想図)を6月に着工し、平成26年2月の完成を目指す。単結晶シリコンモジュール約1万7600枚を使用し、年間発電量は426万kWh、年間CO2排出削減量は1340tを見込む。8月には兵庫県淡路市に出力1.17MWの「あわじ佐野新島夢ソーラー1・2発電所」(合計年間発電量124万kWh)、9月には神戸市内に1.5MWの「神戸六甲太陽光発電所」(160万kWh)を竣工させている。年間CO2排出削減量はそれぞれ391t、503tを見込んでいる。両発電所とも建設に当たり、三菱電機製のパーツを使用した。
 
 一方、大成温調(東京都品川区)は、埼玉県本庄市の敷地(1万431㎡)に出力1MWの太陽光発電設備「ぺんぎんメガソーラー発電所」を平成26年3月の完成予定で建設する。年間発電量は140万kWhと、約400世帯の年間消費量に相当する見込み。