2013/09/13 ニュース
プリンスホテル、サイサン、全国で太陽光発電設備を複数着工
 プリンスホテル(東京都豊島区)は静岡県伊豆の国市、北海道札幌市の遊休地に太陽光発電設備「プリンスエナジーエコファーム伊豆」、「プリンスエナジーエコファーム札幌」をそれぞれ建設する。総投資額は約7億7000万円。プリンスエナジーエコファーム伊豆は約3万1100㎡の敷地に約4160枚の太陽光発電パネルを設置し、発電容量は約1020kW(一般家庭約310世帯分の年間消費量に相当)、年間発電能力は約112万kWhを予定。発電する電力は全量を売電し、年間約4460万円の売電収入を見込んでいる。プリンスエナジーエコファーム札幌は約2万8700㎡の敷地に約3750枚の太陽光発電パネルを設置し、発電容量は約1090kW(約330世帯分の年間消費量に相当)、年間発電能力は約113万kWhを予定。売電収入は約4530万円の見通し。
 
 一方、LPガス供給・販売などを手掛けるサイサン(さいたま市)は、森和エナジーと共同で青森県六ケ所村、埼玉県寄居町、山口県防府市など全国6か所に太陽光発電設備を建設する。6か所の総発電容量は約15MWとなり、この建設資金として武蔵野銀行、埼玉りそな銀行など6金融機関は総額50億円のシンジケートローンを組成した。契約期間は10年間。
 
 また、レオパレス21(東京都中野区)が千葉県富里市の遊休地に建設していた出力1.68MWの太陽光発電設備が完成した。面積約2万2000㎡の敷地に7000枚の太陽光発電パネルを設置したもので、設計・施工に当たりメンテナンス性で優位性のある「パーフェクトソーラーベース工法」を採用した。