資源エネルギー庁は9月6日、3月から公募中の「平成25年度地熱資源開発調査事業」で計16件(新規案件6件、継続案件10件)を採択したと発表した。同事業は地熱資源の開発推進のため、地熱発電事業の実施の可能性を検討するために行う地表調査等事業、井戸の掘削等事業を補助するもの。
今回は執行団体の石油天然ガス・金属鉱物資源機構が審査委員会を開催して選出した。同事業は11月29日まで同機構が応募を受け付けている。今回採択された新規案件は以下の通り。(カッコ内は事業主体)
▽北海道上川町での地下構造を詳細に把握するための地表調査(丸紅)、▽北海道洞爺湖町でのバイナリー発電事業を行うための坑井掘削調査(洞爺湖温泉利用共同組合)、▽岩手県岩手郡雫石町での地下構造を詳細に把握するための地表調査と温泉モニタリング(地熱エンジニアリング、雫石町)、▽富山県富山市での地下構造を詳細に把握するための地表調査と温泉調査(大山観光)、▽大分県九重町での掘削調査に向けた地表調査(タカフジ)、▽大分県由布市、竹田市、九重町での地下構造を詳細に把握するための地表調査と温泉モニタリング(九州電力)