2013/09/06 ニュース
東京都、シーメンスなどから環境配慮の取り組みで受賞
 シーメンスとC40世界大都市気候先導グループ(C40)は9月4日、東京都などが行っている環境負荷削減などの取り組みを表彰した(写真)。受賞したのは東京都のほかミュンヘン(独)、リオデジャネイロ(伯)、メルボルン(豪)など世界10都市。
 
 今回の表彰は、都市の持続可能性を考慮しながら先導的な環境負荷削減など気候変動対策の取り組みを行った都市を表彰したもの。東京都は、大型商業施設や生産拠点などのCO2排出量削減を目的に2010年4月に導入した、世界初の都市型キャップ・アンド・トレードの取り組みが評価された。この取り組みでは、導入してから2年目で23%のCO2排出量が削減されたという。本田博人・シーメンス・ジャパン インフラストラクチャー&シティーズ代表は東京都の受賞に関連し、「今回初となる『大都市リーダーシップ賞』で都の排出量取引制度が受賞したことを心よりお祝い申し上げる。この取り組みは大都市のCO2排出量削減で、多くのステークホルダーが協力できるサステナブルな対策といえる。また、大都市での排出量取引としては世界初であり、今後、世界中の都市が都の取り組みを参考にするものと期待している」とコメントした。