2013/09/11 ニュース
宮城県、広島県でメガソーラーが稼働開始
 宮城県東松島市で、三井物産が今年1月より建設を進めていた出力3.85MWの大規模太陽光発電設備がこのほど竣工し、阿部秀保・東松島市長、川島文信・三井物産代表取締役副社長執行役員らが列席し完成式典が行われた。京セラ製、パナソニック製のモジュールを使用し、約12.4億円を投じて同市の沿岸部(敷地面積4万7000㎡)に建設されたもので、ユアテックが設計・施工を担当した。同市の防災拠点とされる、公共施設3か所の駐車場スペースには、災害時にも使用可能なモジュール設備容量270kWのカーポート型が設置され、3月から稼働している。
 
 また、日立造船が広島県尾道市の因島工場に隣接する遊休地(面積約2万8000㎡)に建設していた出力1.5MWの太陽光発電設備も完成し、中国電力向けに送電を開始した。このプロジェクトの総投資額は約4億6000万円で、太陽光発電パネル1万枚を使用。年間発電量は約171.8万kW(一般家庭約470世帯分の消費量に相当)となっている。年間CO2排出削減量は約587tの見込み。同社はこのほかにも、グループ会社の内海造船(尾道市)向けに出力1.0MWの太陽光発電設備を建設中で、12月末ごろの完成を見込んでいる。
 
 一方、国際貿易や投資銀行業などを行うイースタジアグループ(東京都港区)は11月、出力2.4MWの太陽光発電設備を千葉県大多喜町で着工する。「日本国千葉県大多喜町発電所1号12MW太陽光エネルギー発電所第一期大多喜町2.4MW事業」として行われるもので、設計・施工は中国の中国建材国際工程集団有限公司が実施する。両社はトータルで計48MWの太陽光発電設備の設置・運営で設計・施工を共同で行う業務提携契約を締結していた。