2013/09/02 ニュース
パナソニック、マレーシアで年産300MW規模の太陽電池生産を本格化
 パナソニックは8月30日、マレーシアのケダ州にあるクリム ハイテクパーク工業団地に建設した太陽電池工場(写真)を本格稼働させたと発表した。同工場の建屋面積は約7万㎡、生産能力は300MW/年で、パナソニック エナジー マレーシアが運営する同工場ではHIT太陽電池を生産する。


 
 新工場は、日本国内の太陽電池需要に応え、コスト競争力を強化するため平成23年11月に建設したもの。生産は平成24年12月から開始していたが、フル稼働体制までには至っていなかった。新工場ではウエーハ、セル、モジュールまでを一貫して生産し、物流コストの削減、現地部材の活用などでコスト競争力を強化。世界各地の需要変動に柔軟に対応しうる、戦略的なグローバル生産拠点として位置付けられている。