ワタミは、北海道勇払郡で太陽光発電事業に参入する。市民風力発電(北海道札幌市)と連携し、10月に勇払郡厚真町の約25haの敷地に容量約15MW、年間発電量約1500万kWhの大型太陽光発電設備を45億円をかけて建設。発電する電力は北海道電力に売電する。平成26年11月には完成・稼働開始の見通し。
今回の事業で、ワタミはアセットマネジメントなど事業管理全般、グループ事業と地域との連携を受け持つ。市民風力発電は開発全般とプロジェクトの推進、運営・保守メンテナンス全般を担当する。両者は、厚真町の地域振興策公募で市民風力発電が特別目的会社を組成して策定したメガソーラーの事業企画が選出されたため、同社の完全子会社であるワタミエコロジーが特別目的会社に出資し、事業管理を行う。同社グループは、秋田県に3基の風力発電設備(合計出力6000kW)を保有しており、着工する新設備と合せるとグループの消費電力の約16%を再生可能エネルギーとして発電することになる。