リチウムイオン二次電池セパレータ事業などを行っているダブル・スコープ(東京都品川区)はこのほど、2月に発表した平成25年12月期第2四半期決算の業績予測を修正した。修正後の予測値は売上高10億3100万円(2月時点では10億1600万円)と上方修正になったが、営業損失2億9200万円(3200万円の営業利益)、経常損失2億1000万円(2800万円の経常利益)、当期損失1億8300万円(500万円の当期利益)と、赤字決算の見通しとなった。
修正の理由は、リチウムイオン二次電池セパレータ事業で民生分野にシフトするため顧客との交渉を行ったが、交渉が長期化。この影響で想定より販売数量が減少した。また、第1四半期に在庫管理に注力したため操業率が低下し、製造原価の上昇、減価償却費の負担増、想定以上の販売単価の下落が併せて起こったため、第2四半期の利益率は想定を下回ると判断。業績予測を修正した。