荏原製作所と荏原環境プラントは、小山広域保健衛生組合からエネルギー回収推進施設(栃木県小山市、完成予想図)の施工と運営を受注した。受注金額は103.2憶円で、4月22日に着工しており、平成28年9月30日の完成を目指す。設備運営期間は平成28年10月から20.5年間。施設はエバラHPCC21型ストーカ炉(処理能力70t/日)と、その余熱を利用する蒸気タービン発電設備(出力1300kW)、場外熱供給設備(3GJ/時)で構成される。
この事業は、小山市、下野市、野木町、上三川町の可燃ごみを焼却処理する家庭で発生する熱エネルギーの回収と利用を行うもの。設備の導入で、同組合は低空気比燃焼と排ガス再循環による高効率発電、省エネルギー化の実現で、CO2排出量を抑制し環境負荷の低減を図る。