伊藤忠テクノソリューションズ（東京都千代田区、CTC）はABB（日本本社:東京都渋谷区）と共同で、エネルギー監視、最適化などを支援するパッケージソフト「cpmPlus　Energy　Manager」の日本国内への導入を図る。両社は販売代理店契約を締結しており、売電ビジネスの高収益化や余剰電力活用を支援するVPP（Virtual　Power　Plant）ソリューションを顧客に提供する。

 

　cpmPlus　Energy　Managerはエネルギーコスト削減、売電収益向上を狙った欧州・北米の企業など約100か所の製鉄・化学などのプラントなどに導入実績がある。導入後のエネルギーコスト最適化で、エネルギーコストを最大5％削減し、予測から自動算出する売電計画の活用で売電収益の向上が期待できるようになる。両社は、データ収集用の計測器設置、ネットワークの設計・構築、データ分析用のITシステム構築、保守サポートまでを一貫して提供。CTCは、cpmPlus　Energy　Managerの日本国内への導入支援を行い、ABBは技術面で支援する。製鉄、化学工場など自社で発電した余剰電力の売電や、活用を検討する電力の大口需要家、SPPなどに提供し、3年間で10億円の売り上げを目指す。