2013/07/12 ニュース
豊田通商、子会社が木質バイオマス発電の事業会社を設立
 豊田通商は7月10日、子会社のエネ・ビジョン(名古屋市)が木質バイオマス発電事業に参入し、孫会社となる「合同会社 しまね森林発電」を設立したと発表した。しまね森林発電はエネ・ビジョンの全額出資で6月11日付で設立されている。
 
 今回の会社設立は、島根県で木質バイオマス発電事業に参入するため。しまね森林発電はその時事業会社として設立された。プラントの発電端出力は12.7MWで送電端出力は10.8MWを予定。燃料は間伐材や林地残材など国内の未利用材を利用する。一部、輸入するやしの種子がらを混焼させる。国産材は、島根県素材流通協同組合が供給する。プラントは島根県江津市の工業団地に建設し、循環流動層ボイラー、蒸気タービンなどで構成。年間予定発電量は約8万6000MWh、売電収入は年間最大約24億円を予定している。平成27年4月の稼働開始を目指す。