安川電機は7月1日、捨てられていたモーターの回生発電エネルギーを電源側に戻し、機械設備の節電を狙う「電源回生ユニットR1000」(写真)を発売した。価格はオープン価格。マトリックスコンバーター「Varispeed AC」、電源回生コンバーター「D1000」とともに、「安川回生省エネユニットシリーズ」として販売する。当面は200V級3.5kW~73kW、400V級3.5kW~150kWの旗手を販売し、その他の機種は順次販売を開始する予定。
R1000は制動抵抗器を使用する機械に向いており、設置した場合制動トルクが向上し連続回生運転で機械装置のブレーキ力を引き上げる。アナログ出力や通信ネットワークなどで消費電力量、節電した電力量、電気代などのデータを可視化しモニターできる。さらに搭載している回生効果シミュレーションプログラムにより、減価償却のシミュレーションで導入時の費用対効果が確認できる。