2013/07/10 ニュース
福島県で災害時に電力を無償提供する太陽光発電設備が完成
 日本グリーンパックス(京都府長岡京市)は7月9日、福島県鏡石町に建設した出力300kWの太陽光発電設備が稼働を開始したと発表した。同社は11月の完成予定で、隣接する出力50kWの2号発電所を建設中。年間のCO2削減効果は約10万4455kgを見込み、約7461本の杉のCO2吸収量と同等の効果だとしている。
 
 建設に当たり、同社が国内販売代理店となっている韓国ハンソルテクニクス製の250W単結晶モジュール1200枚を採用した。年間発電電力量は約33万2130kWhで一般家庭約100世帯分に相当する。発電所は「地域連携型太陽光発電所」と位置づけられており、▽災害時に防災拠点として利用し、2号発電所の電力を無償提供する、▽周辺地域の教育機関・NPOに環境学習の場として開放する、▽より効率的な太陽光発電設備設計のため得られる知見を今後に役立てる、などの機能も持たせる。