米デュポン(デラウエア州ウィルミントン)の電子材料事業部と、JAソーラーホールディングスはこのほど、連携して太陽電池のセル変換効率19.4%を達成した。この変換効率を達成したJAソーラーの太陽光発電モジュール「サイプレス」には、同社製の太陽電池用電極材料「ソーラメット」が使用されており、今後同社は平成27年にセル変換効率22%を目指すという。
JAソーラーのサイプレスは単結晶ソーラーセルで構成され、今回ソーラメットを採用したことで、ソーラーセルとの接合部で再結合を低減し、従来型のセル製造工程で最適なセル変換効率を実現できた。ソーラメットは、セルの変換効率を引き上げる低ドーパント濃度エミッタ技術の実現にも活用できるとされる。