2013/07/03 ニュース
三菱樹脂、コージェネ排熱利用の冷凍機を輸入販売
 三菱樹脂(東京都千代田区)は7月1日、Invensor GmbH(独ヴィッテンベルク)製の小型吸着式冷凍機「Invensor LTC」(写真)を発売した。熱交換器に同社製の高機能ゼオライト「AQSOA」を塗布し、60~70℃付近の熱源で冷凍機が駆動する。このため、コージェネレーション設備で発生する低温の排熱を利用し、省エネ効果が得られるという。
 
 Invensor LTCは、110cm×137cm×75cmと小型で重量390kg。冷却能力は7~10kWで、ほぼメンテナンスフリーのためメンテナンスコストなどが削減できる。また、使用されている同社製のAQSOAは、工場の低温排熱や太陽熱温水パネルを活用して省エネ効果を得る吸着式冷凍機とその熱交換器を主な需要先としており、排熱利用型の小型吸着式冷凍機市場も急拡大すると判断。輸入販売を開始し、自社のラインナップに加えた。