2013/07/03 ニュース
福岡工業大学、小水力発電設備で特許権を取得
 福岡工業大学は、阿比留久徳・工学部知能機械工学科教授が研究開発を進めているフラッターマイクロ水力発電装置の技術発明が5月31日付で特許権を取得したと発表した。
 
  フラッターマイクロ水力発電とは、水中の翼が水流を受けて水を横切る方向に往復運動し、連動する発電用回転軸を回転させて発電するもの。水車式やプロペラ式では難しかった落差のない流れで発電でき,水中のごみなどの影響を比較的受けにくいという。このため、発電装置が設置できなかった小水路などでの設置が可能と見られている。昨年福岡県うきは市で行われた試験では、一般的な農業用水路で数百W規模の発電を記録した。 今回の特許番号は5278900号で発明の名称は「水のエネルギーを電力に変換する方法及び装置」。