富山県土地改良事業団体連合会は6月28日、県と県内の自治体や土地改良区の団体などと「富山県農業用水小水力利用推進協議会」を創設し、同日に設立総会を富山県土地改良会館(富山市)で開催した。同協議会は会員相互の情報共有と、小水力発電関連の調査、研究、連絡調整などを行う。
富山県は、土地改良区が管理する土地改良施設の維持管理費などの負担軽減策として、小水力発電設備の整備を推進している。今回はこの取り組みを発展させるため、同連合会を中心に協議会設立した。同協議会は、農業用水を利用した小水力発電を会員が協同して推進し、再生可能エネルギー利用の促進と土地改良施設管理の適正化、機能保全と地域活性化を進めることを目的にしている。