電源開発(J-POWER)と新エネルギー・産業技術総合開発機構は6月27日、福岡県北九州市沖約1.4kmの海域に設置した洋上風力発電設備(着床式、出力2MW、写真)の実証運転を開始した。実証研究は平成27年3月まで実施する予定。日本製鋼所製の風車「J82」を使用しており、ローター径は83.3m。機械部分は海面上80mの高さに設置されている。
基礎部分はハイブリッド重力式で、重量は4100t。この風車で、両者は発電した電力を陸上に送電し、風車の信頼性や発電を継続するためのメンテナンス技術など洋上風力発電の導入・普及に必要な技術を確立する。国内での沖合いの着床式洋上風力発電設備の設置はこれが2基目となる。