2013/06/28 ニュース
三菱重工、GEの特許侵害訴訟で控訴
 三菱重工業は現地時間の6月26日、米ゼネラル・エレクトリック(GE)から同社と同社アメリカ法人の完全子会社MPSAが、風力発電機の特許を侵害していると訴えられていた裁判で控訴した。この裁判では、約1億7000万ドル(邦貨換算約173億円)の損害賠償を米テキサス州北部地区連邦地方裁判所から命じられており、この判決を不服として米連邦巡回区控訴裁判所に控訴したもの。
 
 GEは平成22年2月11日に訴訟を提起。同社がGEの風力発電機に関する特許2件を侵害しているとされ、このうち1件はGEの特許が認定されず、残りの特許1件は、昨年3月8日に約1億7000万ドルの損害賠償義務があるとする陪審評決が下っていた。同社は、「当社は他社の知的財産権を尊重しており、判決対象の特許も侵害していないと考えている」と考えたため、今回の控訴に踏み切った。