2013/06/27 ニュース
NEC、蓄電池・太陽光も含めたエネルギー管理のクラウド対応BEMSを発売
 日本電気(NEC)は、蓄電池や太陽光パネルも含めた建物全体の統合的なエネルギー管理を実現するクラウド対応BEMS(Building Energy Management System)として、ビルオートメーションシステム「ビューティクス」シリーズのBEMS「Butics-SX」を6月26日に発売した。Windows7に対応しており、出荷開始は10月の予定で、今後3年間で200システムの販売を目指す。
 
 Butics-SXは、建物内の空調や照明、電源設備の最適な制御と蓄電池や太陽光パネルも含めたエネルギー供給源の管理や消費電力量の可視化を実現するもの。蓄電池や太陽光パネルの電力をリアルタイムに管理し、夜間、蓄電池に貯めた電力を日中使用する際の自動制御などを可能にする。また、蓄積された電力使用量データの分析ツールを搭載しており、フロアや時間帯ごとの電力使用量と無駄も可視化する。これによりエネルギーコストの削減と、効率的なエネルギー管理を実現する。設備ごとに消費電力の比率を表示できるほか、消費電力量はCO2排出量として算出することも可能。