2019/06/04 ニュース
東北電力もFIT終了後の電力買い取りサービスに進出

 東北電力は5月30日、家庭用太陽光発電設備を保有する顧客向けの新サービス「ツナガルでんき」を11月から提供すると発表した。FIT制度の電力買い取り期間が満了する、発電設備を持つ世帯向けで、「シンプル買取サービス」では、9円/kWhで余剰電力を同社が買い取る。また、エコキュートや蓄電池をリースするサービスと併用するプラン「エコキュート・蓄電池リースサービス」もある。この場合、太陽光の電力でエコキュートを稼動させ、売電しない余剰電力を蓄電池に貯めて夜間に使うことができる。各設備のリース期間は最大10年とされる。さらに、月額6980円で同社が余った電気を一旦預かり、同社の設備を蓄電池のように使えるサービス「でんきお預かりサービス」も導入する。同社が預かる電気力は毎月300kWhが上限で、使った分は同社が毎月電力使用量から差し引く。このほか、各世帯で発電した電力を、家庭と地域で無駄なく活用できる「家庭向けVPPプロジェクト」も実施するという。現在同社ではモニター世帯を募集しており、最大100名を募集する。モニターになった世帯には、同社の会員制Webサービス「よりそうeねっと」で使う「よりそうeポイント」を最大1万ポイントプレゼントする。同社は、対象となる世帯に6月5日からダイレクトメールを発送して案内する。