三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は5月29日、エジプトで火力発電所の設備更新工事を2件受注したと発表した。受注したのは、同国のシディ・クリル、エル・アトフ両発電所の更新工事で、更新完了~稼動は2021年度前半を予定している。両発電所とも、過去に同社がガスタービン「M701F」2基を主機にしたガスタービン・コンバインドサイクル発電設備を納入している。両設備の定格出力は75万kWで、この更新では出力の向上と発電効率の改善、発電所を停止する時間の低減を図る。2件の更新工事は、稼動後からのアフターサービスなどが顧客の発電公社に評価され、同社のエジプト拠点を通じて受注した。同社は、M701Fのアップグレード部品、発電機の部品などをし、技術者を派遣し据え付け・試運転を支援する。発電機の部品は三菱電機が供給する。更新工事の資金は、国際協力機構の円借款(政府開発援助)で賄われる。
2019/05/31 ニュース
MHPS、エジプトで火力発電設備の更新工事を連続受注
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