2013/06/25 ニュース
仙台市、水道用地で小水力発電事業に着手
 仙台市水道局は、市内の上追沢沈砂池に小水力発電設備を導入する。上追沢沈砂池の平均有効落差は約14mで、平均発電水量が1時間当たり約5000立方m(約12万立方m/日)と試算されており、この条件を生かし小水力発電事業を行う発電事業者を公募型プロポーザル方式で6月28日から募集する。
 
 水道局は事業者に上追沢沈砂池の敷地を年間76円/㎡、発電量1kWh/2.0円以上(10銭単位)の施設利用料で貸し、事業者は小水力発電設備の設計施工と管理運営を行う。事業者は、発電した電力を電力会社に売電し、売電収入から経費を差し引いた分を仙台市水道局に収入配分する。公募期間は6月28日~7月5日で、平成27年度下期には送電を開始できることなどが条件。ただし送電開始時期が早まる分には差し支えなしとしている。事業期間は20年間程度(工事準備期間と設備撤去期間含む)。事業提案は8月下旬に審査され、9月上旬には優先交渉権者が決まる見通し。事業者との契約締結は12月上旬を見込んでいる。