パナホーム(大阪府豊中市)は6月21日、容量10kW以上の太陽光発電設備を搭載した賃貸住宅「フィカーサ エコソレイユ」(写真)を発売した。住宅オーナーはFIT制度に沿って地元の電力会社に得られる電力を売電した場合、比較的小規模なモデルプランでも条件次第で約1400万円(20年間、一か月換算では約5万8000円)の収入も可能だとしている。同社は今年度200棟を販売するほか、太陽光発電設備設置棟数を総数500棟に、設備搭載率を40%引き上げることをそれぞれ目指す。
フィカーサ エコソレイユは、太陽光発電パネルで屋根を構成した戸建住宅「エコ・コルディス」を賃貸住宅に展開したもの。太陽光発電パネルはパナソニック製の「HIT」を採用した。これで、従来10kW以上の搭載が不可能であった2階建て2住戸(モデルプラン)の賃貸住宅で、従来の約2.5倍となる約16.66kWの大容量太陽光発電パネルの搭載できるようになった。また、モデルプランでは年間発電量が1万8690kWhとなり、CO2排出量は年間5878tの削減が見込めるという。