2013/06/21 ニュース
兵庫県、7年後までに再生可能エネルギー導入量を109万Kw上乗せ
 兵庫県は「兵庫県地球温暖化対策方針~当面取り組むべき施策の方向性~」を取りまとめ、この中で平成32年までに太陽光、小水力などの再生可能エネルギーの導入量を平成24年の45万8000kWから155万kW(109万kW増)と大幅に上積みすることを決めた。再生可能エネルギーの形態別導入量は、住宅用太陽光が51万7000kW(32万1000kW増)、非住宅用太陽光が80万3000kW(74万2000kW増)、風力発電が5万6000kW(1000kW増)、小水力発電が5000kW(1000kW増)、バイオマス発電が10万4000kW(1万7000kW増)、ごみ発電が6万5000kW(1万kW増)となっている。
 
 今回の策定は、平成22年度がめどの第2次兵庫県環境基本計画(平成12年7月策定、18年7月改訂)に続くもので、国のCO2排出量の削減目標などが設定されていないため、当面取り組むべき施策の方向性を示そうと策定した。県では積極的に再生可能エネルギーの導入量を積み増しするため▽メガソーラー設置検討の際に情報を提供するため、ホームページなどで候補地の情報提供行う、▽尼崎沖フェニックス事業用地管理型区画(約15ha)でひょうご環境創造協会を事業主体とする太陽光発電事業(出力約10MW)を実施、▽国営土地改良事業「東播用水二期地区」の中で、大川瀬ダム、呑吐ダムに小水力発電設備を農林水産省と共同で設置(着工は来年度)するため、実施設計業務に着手する、▽県版小水力発電導入計画を策定する、▽「あわじ環境未来島構想」の取り組みとして、洲本市五色町沖合で洋上風力発電の導入可能性を検討する、などに取り組んでいく。