2019/05/17 ニュース
見込み案件の未成約などで赤字が2期連続 省電舎HD

 省電舎ホールディングスが5月14日に発表した平成31年3月期連結決算によると、同期は売上高12億8000万円(前期比28.4%減)、営業損失3億6200万円(前期は2億8400万円の営業損失)、経常損失3億9900万円(2億9200万円の経常損失)、当期損失1億6100万円(5億8200万円の当期損失)と、2期連続して赤字決算となった。平成30年度決算の会計処理が不適切だったため、課徴金・違約金4900万円を計上したことが影響した。同期の省エネルギー関連事業は、売上高9億6900万円(78.1%増)、営業損失2億7700万円(2億1500万円の営業損失)と、減益の幅が拡大した。積極的に新たなクライアントを獲得し増収を確保したが、原価率の上昇や管理体制の強化などでコストが膨らみ減益となった。再生可能エネルギー事業は、売上高3億1100万円(75%減)、営業損失1億3800万円(2億2700万円の営業損失)と大幅な減収を記録した。当初見込んでいた案件が未成約となり、売上高・利益ともに計画未達となった。今期は、自家消費型の太陽光発電設備の構築・販売に舵を切り、新たな経営体制で積極的に省エネルギー関連事業を推進する。今期は全社で売上高27億5000万円(114.8%増)、営業利益1400万円、経常利益1000万円、当期利益1000万円を見込む。