2019/05/15 ニュース
再エネ分野での展開強化などで今期も増収目指す JXTGHD

 JXTGホールディングスが5月13日に発表した2019年3月期連結決算によると、同期の業績は売上高11兆1296億3000万円(前期比8%増)、営業利益5370億8300万円(10.2%増)、税引前利益5086億1700万円(8.8%増)、当期利益3223億9500万円(3.4%減)の最終減益となった。主要4部門中、主力のエネルギー事業は売上高9兆4813億円(9%増)、営業利益3754億円(前期は4166億円)、在庫影響を除いた営業利益相当額は3541億円(3036億円)となった。このうち、同期の再生可能エネルギー事業は、事業を機動的に展開する専門組織を社内に設置した。これと並行し、世界的に開発余地の大きい洋上風力発電事業の知見を得るため、台湾最大の洋上風力発電事業への参画を決めている。水素事業では、中国国内と第3国での事業展開を企図し、中国石油化工集団有限公司と協業の検討を開始。国内では、今年3月に41か所目となる千葉幕張水素ステーションを開所した。現在も東京電力フュエル&パワーと、2020年度初頭の営業開始を目ざし、東京・大井地区に大規模な水素ステーション建設を計画している。今期は全社で売上高11兆5000万円(3.3%増)、営業利益5500億円(2.4%増)、税引前利益5150億円(1.3%増)、当期利益3200億円(0.7%減)と見込む。