2019/05/14 ニュース
東急不動産、松前町で国内最大の風車を稼動

 東急不動産(東京都港区)は4月26日、日本風力開発(同)と北海道松前町で開発していた風力発電設備「リエネ松前風力発電所」が4月3日に稼動したと発表した。同発電所は、シーメンス・ガメサ・リニューアブルエナジー製の風車(出力3400kW)12基で構成され、年間発電量は1億590万kWhと想定されている。風車のタワーの高さは94m、ブレードを含めた全高は148mと、国内で稼働中の風車としては日本最大とされる。また日本ガイシ製のNAS電池(容量1万8000kW)を併設しており、これで発電の出力変動を吸収し、電力の安定供給を目指す。北海道電力の「風力発電設備の出力変動緩和対策に関する技術要件」を満たす風力発電設備としては、同発電所が最初の設備になるという。