2019/05/14 ニュース
GTCCの寄与などでパワー部門の売上高426億円増 三菱重工業

 三菱重工業が5月9日に発表した2019年3月期連結決算によると、同期の業績は売上高4兆783億4400万円(前期比0.2%減)、事業利益1867億2400万円(221%増)、税引前利益1826億2400万円(365.5%増)、当期利益1284億7100万円(674.5%増)の大幅な増益となった。主要4部門中、パワーは受注高1兆4265億円(110億円減)、売上高1兆5251億円(426億円増)、事業利益1328億円(452億円増)と、受注面以外は好調に推移した。ガスタービンコンバインドサイクル(GTCC)やコンプレッサーが伸長した一方、スチームパワーや原子力関連が減少した。受注残は3兆2978億円で、洋上風車の受注残が前年度の5000億円から8500億円に上積みされている。ガスタービンの契約残も59基と15基増加した。今期は受注高1兆6000億円(1734億円増)、売上高1兆6500億円(1248億円増)、事業利益1400億円(71億円増)を見込む。全社では、売上高4兆3000億円(5.4%増)、事業利益2200億円(17.8%増)、税引前利益2100億円(15%増)、当期利益1100億円(8.5%増)を見通す。