2019/05/14 ニュース
IHIなど、鹿児島市で4万9000kWのバイオマス発電設備を竣工

 IHIは5月8日、同社が代表社員を務める発電事業会社、七ツ島バイオマスパワー合同会社(鹿児島市、略称NBP)が建設していた木質バイオマス発電設備「七ツ島バイオマス発電所」が7日竣工したと発表した。新設備の出力は4万9000kW、年間発電量は約33万7000MWhで、1月13日から九州電力に売電を実施している。新設備は、同社が鹿児島市内に保有する社有地の約6万2000㎡を利用して建設された。燃料にはパーム椰子殻、木質ペレット、国内産の間伐材を使用する。NBPでは、今回の稼動で年間約20万tのCO2排出削減効果も期待している。NBPは同社のほか、▽東京センチュリー、▽九電工、▽鹿児島海陸運送、▽島津興業、▽南国殖産、▽日本瓦斯、▽鹿児島銀行--の7社が出資し、2016年5月に設立された。