2019/05/14 ニュース
丸紅、米国で分散型電源の開発支援企業に出資

 丸紅は5月8日、米国で分散型電源案件の開発支援サービスを提供するグリッドマーケット(略称GM、本社・ニューヨーク市)に、4月3日付で出資したと発表した。GMは、工場や商業施設などの電力消費量や波形を予測する技術を持つ。この技術による予測値から、太陽光発電設備や蓄電池など、分散型電源設備の最適な組み合わせと導入効果を試算できる。これで分散型電源の潜在的な需要を掘り起こし、電力料金の削減を提案するサービスを提供している。予測には、不動産情報や電力消費データなどと人工知能を使って開発した独自のアルゴリズムを用いるという。同社は今回、米国や日本で、分散型電源の導入効果が高い島嶼部などで潜在案件を発掘し、最適なソリューションを提案する。顧客には、電力料金の削減や事業継続計画対策などのメリットを強調し、国内外での案件を開拓していく。