2019/05/15 ニュース
火力・水力などが足を引っ張り電力部門でも減収 東芝

 東芝が5月13日に発表した2019年3月期連結決算によると、同期の業績は売上高3兆6935億3900万円(前期比6.4%減)、営業利益354億4700万円(58.9%減)、税引前当期利益109億900万円(86.8%減)、当期利益1兆132億5600万円(26%増)の最終増益となった。この増益は、メモリ事業の譲渡が完了する相当額を計上したためとしている。主要6部門中、エネルギーシステムソリューションの売上高は6527億円(22%減)、営業損益は240億円(143億円の悪化)と振るわなかった。原子力関連分野で増収を確保したが、火力・水力発電設備、送変電設備などで減収となった。利益面でも原子力関連は増益だったが、火力・水力分野が横ばいで推移。送変電分野で悪化したため減益となった。今期は全社で売上高3兆4000億円(7.9%減)、営業利益1400億円(295%増)と大幅な増益を見込む。