2019/05/14 ニュース
太陽光案件の増加など寄与し増収を確保 富士電機

 富士電機が4月25日に発表した2019年3月期連結決算によると、同期の業績は売上高9149億1500万円(前年同期比2.4%増)、営業利益599億7200万円(7.2%増)、経常利益634億7900万円(13.3%増)、当期利益402億6700万円(6.6%増)の増収増益となった。主要6部門中、同期のパワエレシステム・エネルギーソリューション部門は売上高2248億円(3%増)、営業損益169億円(28億円増)と好調に推移した。施設・電源システム分野と器具分野が堅調だったほか、施設・電源システム分野で国内で大口案件が増加。売上高、営業損益ともに前期を上回った。その反面、エネルギーマネジメント分野は前期の海外大口案件の反動減とスマートメーターの需要減少などで、売上高は前期を下回った。ただし、原価低減策の徹底などで、営業損益は前期を上回った。発電部門は売上高1070億円(10%増)、営業損益48億円(8億円減)と増収減益だった。太陽光発電システムの案件などが増加し、売上高は前期を上回ったが、大口案件のコストアップなどが足を引っ張り減益となった。今期は全社で売上高9300億円(1.6%増)、営業利益620億円(3.4%増)、経常利益636億円(0.2%増)、当期利益404億円(0.3%増)と、微増ながら増益を見込む。