2019/01/25 ニュース
住友商事、豪州で分散型太陽光発電事業者を買収
 住友商事は1月24日、オーストラリアで分散型太陽光発電システムの開発・販売などを手がけるインフィニット・エナジー(本社・パース市)を買収したと発表した。同国での完全子会社で、電力事業統括会社のサミット・サザンクロス・パワー・ホールディングスを通じて、インフィニットの全株式を購入した。インフィニットは設備の販売・据え付けだけでなく、卸売電力市場より調達した電力を既存の送電網を利用して販売する電力小売事業も展開している。マーケットシェアは西豪州で第1位、同国全体で第4位と高く、幅広い業種との協業を通じ構築した販売網を持つ。また、2009年にクイナナ発電所、2013年にブルーウォーターズ発電所の事業権益をそれぞれ取得し、西豪州の電力系統で約30%(約80万世帯分に相当)の電力供給を行っている。同社は今回の買収で、同国での分散型太陽光発電、蓄電池供給事業を活用し電力小売事業のプラットフォームを構築する。