2019/01/21 ニュース
日本電産、米中貿易摩擦の影響で今期利益が急減

 日本電産は1月17日、昨年10月23日に公表した同社の2019年3月期通期連結決算の予測値を修正した。修正後の数値は、売上高1兆4500億円(当初予測値より9.4%減)、営業利益1450億円(25.6%減)、税引前利益1400億円(25.3%減)、当期利益1120億円(23.8%減)と、利益面で大幅な下方修正となった。修正の理由は、米中貿易摩擦が影響し、昨年秋から想定以上に客先の需要が減少したためとしている。このため同社は、大規模な在庫調整を進めている。このほか、市場の急激な変化を見据えて、工場を統廃合して設備の減損、旧式在庫の早期廃却などのため240億円の構造改革費用を計上する。