2018/12/03 ニュース
清水建設、長野県で約2MWの木質バイオマス発電設備を着工
 清水建設は11月30日、長野県東御市の羽毛山工業団地で木質バイオマス発電設備を着工したと発表した。発電出力は1990kWで、総事業費約30億円を投じて建設し、2020年5月末の竣工を目指す。同社が設計施工し、▽発電プラント部分を三菱日立パワーシステムズインダストリー、▽発電燃料のチッププラントを富士鋼業、▽燃料搬送用の自動クレーンを日立プラントメカニクス--がそれぞれ請け負う。新設備は同社が全額出資で設立した発電事業会社、信州ウッドパワー(東御市)向けのもの。発電燃料となる間伐材などは、信州ウッドパワーの子会社信州ウッドチップ(同)が調達し、チップ化して供給する。木質チップは、貯蔵エリアから発電プラントに自動で供給されるため、従来のバイオマス発電設備に多く見られる深夜や休日の燃料供給作業がなくなる。燃料使用量は約3万t/年と見られ、東信地域の間伐材や未利用材などを利用するだけで十分稼動できるという。間伐材などの調達費用は約1~1億5000万円/年と見込まれるほか、発電事業のスタートで約10名の新規雇用が生まれる見通し。信州ウッドパワーには、共同事業者として長野トヨタ自動車(長野市)の資本参加が予定されている。