2018/11/02 ニュース
NTTグループ、日産とV2Bの実証試験を12月に開始
 NTT西日本は10月30日、電気自動車(EV)を活用したV2B(vehicle to building)のエネルギーコストとCO2を削減するトライアル(実証試験)を12月に始めると発表した。NTTスマイルエナジー(大阪市)、日産自動車と共同で実施する。実証試験は、EV「日産リーフ」3台、太陽光発電システム(出力16.5kW)などを用い、NTT西日本山口支店(山口市)で、12月1日~2020年3月31日の期間に実施する。実験ではまず、太陽光発電システムで発電した電力を山口支店ビルで消費する。その際、発電量や電力使用量、EVの使用状況に応じて、クラウドからEV蓄電池の電力を充放電する。これで、EVユーザーの利便性を損なわずに、エネルギーコストやCO2排出量をいかに削減できるかなどを検証する。また、エネルギーコスト削減のデマンドレスポンスなどエネルギーサービスの有効性、事業性も検証する。これは電力小売電気事業者のエネットと連携し、効果を測定・分析する。将来的には、定置型蓄電池を導入し、あわせてその効果も検証する予定。試験後は実証結果を踏まえ、2019年度末までにサービス化を目指す。