2018/10/31 ニュース
関西電力ほか、相生発電所2号機の燃料変更作業に着手

 関西電力と三菱商事は10月30日、休止中の相生発電所2号機(相生市、出力37.5万kW)の燃料変更工事を2020年2月に着工すると発表した。稼動は2023年1月を予定しており、施工と稼動後の運営は両社が設立した特別目的会社「相生バイオエナジー」が行う。相生バイオエナジーは、施工資金などとして同日、プロジェクト・ファイナンス形式の融資を受け、詳細設計と機器調達に着手した。2号機は重油・原油焚きだが、これを木質バイオマスに変更する工事はIHIが受注している。また、出力約20万kWの蒸気タービンなど、更新用の機器供給を含む工事は東芝エネルギーシステムズが受注した。東芝エネルギーは、2021年春頃から機器の納入を開始し、2023年初頭までに全工事を完了する予定という。相生バイオエナジーは昨年4月5日に設立され、資本金4.5億円の出資比率は関西電力が60%、三菱商事パワーが40%となっている。