2013/06/13 ニュース
国際的な再生可能エネルギー推進国の共同体がベルリンで発足
 フランスやイギリスなど10か国が、ペーター・アルトマイヤー・ドイツ連邦環境大臣の招聘で、再生可能エネルギーの利用拡大を世界的に推進するため、ベルリンで「エネルギーシフト・クラブ」を結成した。 参加国には中国、モロッコ、南アフリカなどが含まれているが、この10か国は世界の再生可能エネルギー投資で40%以上の割合を占めている。
 
 アルトマイヤー環境相は、未来の世界的エネルギー供給体制では再生可能エネルギーが主導的な役割を担うべきであるとした上で、「再生可能エネルギーは、気候変動を防止する格好の手段であるだけでなく、世界の豊かさとエネルギーの安定供給にも貢献するからこそ、全世界から注目されているのだ」とコメントした。エネルギーシフト・クラブは、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)を補完・支援するもので、アドナン・アミンIRENA事務局長もクラブに加わっている。参加国は、再生可能エネルギーを政治的課題とすることで合意し、次回の国連気候変動会議で温暖化防止など再生可能エネルギーの利点を強調して訴える。